ホーチミン市観光局の報告によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の市中感染が拡大していることを受け、テト(旧正月)に伴う2月10日から16日までの7連休中における市内の3~5つ星ホテルの客室稼働率は10%未満にとどまった。2020年通年の客室稼働率は23%で、前年から大きく低下した。
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北部紅河デルタ地方ハイズオン省と東北部地方クアンニン省で市中感染が発生した1月28日以降、多くの人々がテト休暇中の旅行の予約をキャンセルした。ほとんどの客が旅行会社に全額払い戻しを求めたものの、一部の会社が新型コロナ収束後に日程を変更することに同意したのみだった。
これを受けて、ホーチミン市観光局は同市観光協会と協力し、旅行会社の活動状況を把握した上で、同市人民委員会に対して支援措置を提案する予定。
なお、ホーチミン市内の宿泊施設数は4426か所で、うち3~5つ星が1165か所、客室数は4万5195室となっている。