新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により運休となっている国際線の定期便について、ベトナム政府が新型コロナの危険性が低い国・地域からの外国人専門家や投資家、高技能労働者などの受け入れ、また海外で立ち往生しているベトナム人の帰国に向けて運航再開を承認したことを受け、地場不動産会社FLCグループ[FLC](FLC Group)子会社のバンブー航空(Bamboo Airways)は運航再開計画と新規就航計画を発表した。
(C) Bamboo Airways |
15日付け政府官房通知第330号/TB-VPCPによると、9月15日よりベトナム~中国(広州)/日本(東京)/韓国(ソウル)/台湾(台北)線の4路線、9月22日よりベトナム~カンボジア(プノンペン)/ラオス(ビエンチャン)線の2路線の国際線の定期便の運航再開を認める。
バンブー航空はまず、9月29日よりハノイ発台北行きの運航を再開する。週1便(火曜日)の運航で、ハノイ市を13時00分に出発する。
10月7日からは、ハノイ発ソウル行きの運航を再開する。週1便(水曜日)の運航で、ハノイ市を23時50分に出発する。
いずれの路線も、今後需要に応じて増便する。ベトナム到着便の運航再開については、当局が承認した後に実施する。
日本への新規就航については、ホーチミン~成田線を11月1日から、ハノイ~成田線を12月から運航する予定。これに先立つ4月、日本の国土交通省は、バンブー航空に対して外国人国際航空運送事業の経営を許可している。
このほか、ハイフォン~シンガポール線とハノイ/ホーチミン~メルボルン(オーストラリア)線の2路線を10~12月に、ハノイ/ホーチミン~ロンドン(英国)線とハノイ/ホーチミン~ミュンヘン/フランクフルト(ドイツ)線を2021年1~3月期に就航する予定。
なお、ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)も、9月29日からハノイ/ホーチミン発成田/ソウル/台北行きの路線の運航を再開する。
ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は18日から30日にかけて、ハノイ/ホーチミン発成田行きの6便を運航する。