南中部高原地方ラムドン省ダラット市第1街区に19日、市内初となる壁画ストリートが誕生した。以前、グエンビエウ(Nguyen Bieu)通りと呼ばれていた斜面が多いこの一帯は「Doc Nha Lang(=住宅坂)」と改称されて、だれでも無料で参観可能な壁画通りに生まれ変わった。
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これは、同市のアート団体「ベンドイ・ストリート(Pho Ben Doi)」と同市人民委員会が協力して実施するプロジェクトで、構想と製作に2年の期間を費やして完成した。なお、ベンドイ・ストリートの活動は、多くの支援者による支援金で賄っているという。
第一期では、花の街ダラットに関する物語などから着想を得たという約30作品が公開された。民家の壁に色鮮やかな壁画がほどこされており、訪れた人々が思い思いに写真を撮るなどして楽しんでいる。
ベンドイ・ストリート創設者のグエン・チュン・ヒエン氏は、「Doc Nha Langは単なる壁画ストリートではなく、インスタレーションアートとの融合により、花の街ダラットを象徴する公共のアート空間を作り出すプロジェクトです」と語った。
※最終更新:2019年12月24日 14:25 JST