ホーチミン市観光局及び保健局は23日、「ホーチミン市メディカルツーリズム・ハンドブック」を発行した。カンボジアやラオスなどの近隣国の外国人、越僑(在外ベトナム人)、市内在住外国人に情報を提供することを目的としており、約1万冊が市内の旅行会社やホテル、病院などに配布される。
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このハンドブックには、伝統医学や審美歯科などを含む市内の14か所の医療施設の情報や写真、住所、地図などのほか、メディカルツーリズム関連施設の住所や電話番号など必要な情報が掲載されている。また、市内の観光スポットやショッピングエリア、飲食店なども紹介している。
市観光局によると、2017年に医療を受ける目的でベトナムを訪れた外国人は延べ約8万人で、収入は約20億USD(約2190億円)に達した。このうちホーチミン市を訪れた人は延べ3万~4万人で、収入は約10億USD(約1090億円)だった。
市保健局によると、今回のハンドブックにはFV病院など外国人を主な対象としている病院は掲載していない。それぞれの病院に独自の計画があるためとしている。今後、より多くの病院を掲載する予定という。