ホーチミン市1区人民委員会は、10月1日までに同区中心部のベンタイン市場の公衆トイレへエアコン及び音楽機器を取り付けるほか、掲示物をベトナム語と英語の併記にするよう1区公益サービス社に提案した。
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同案は、観光客も数多く訪れる同市場の公衆トイレを改良し、サービスの質向上を目指すもの。このトイレの利用者数は、1日当たり約1万1000人に上るという。
利用者は、市場備え付けの電子デバイスを通じて、同社スタッフの態度及びサービスの質を評価することができる。電子デバイスのデータは同区人民委員会へ送信され、1年で3回の違反が発見されれば、同市場管理委員会に公衆トイレの運営・料金徴収が移管される。
ベンタイン市場は、1912年に着工、1914年に完成した100年の歴史を有する市場。総面積は約1万3000m2。現在の店舗数はおよそ3000店で、同市場を訪れる観光客数は1日当たり1万5000人程度となっている。2012年には、米国の食関連雑誌「フード&ワイン(Food and & Wine)」が発表した「世界の屋台グルメ目的地10選」に同市場が選ばれた。