23日、ホーチミン市文化スポーツ観光局から観光部門が分離独立し、「ホーチミン市観光局」に生まれ変わった。新生「観光局」は同日、3区グエンディンチエウ通り140番地にある庁舎で事業を開始した。
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新観光局長には、同市ホックモン郡人民委員会の元主席、バン・ティ・バック・トゥエット女史が就任した。同局では、海外旅行手配ライセンス申請書類の審査、ツアーガイド免許証・観光客用車両証明書の発行、1つ星・2つ星宿泊施設の審査・格付けなどを行う。
同市には現在、宿泊施設が1402か所(計3万7000室)あり、2006年の402か所(計1万1000室)の約3.5倍にも上っている。また、旅行会社数は2006年の約2倍に当たる866社で、ツアーガイド人数も同年の約4倍に当たる5000人となっている。
全国の観光収入の47%を同市が占めているほか、同市における域内総生産の11%を観光業が占めるなど、観光業は同市にとって重点分野の一つとなっている。今回、同事業の更なる発展を目指し、観光部門の分離独立に踏み切った。
なお、観光部門の分離独立に合わせて、残る部門も「ホーチミン市文化スポーツ局」として新たに設立された。