ハノイ市ホアンキエム区の旧市街にある6つの通りが3日夜から、数ヶ月にわたる試験実施を経て、夜間に限り歩行者天国となった。
(C) vnexpress 行き来もままならないタヒエン通り |
(C) 通行人が激減したハンザイ通り |
歩行者天国となったのは、◇ハンブオム通り、◇マーマイ通り、◇ハンザイ通り、◇ルオンゴッククエン通り、◇タヒエン通り、◇ダオズイトゥ通りの6つの通り。自動車・バイクの通行が禁止される時間帯は19時から24時の間。
同市はこれらの通りを歩行者天国にすることで、路上における文化活動の促進を目指す。3日夜には伝統芸能の劇団や弦楽団、似顔絵師などが路上パフォーマンスを披露した。
しかし、「ビール通り」ことタヒエン通りは路上飲食店の客で埋め尽くされ、行き来もままならない。同市ホアンキエム区人民委員会によると、歩行者天国の試験実施期間中も、一部の路上店は規定に従わず、秩序が守られないなどの問題が生じていたという。
また、以前のハンザイ通りは夜間も人足が絶えず路上商売も盛んだったが、今回バイクの通行が禁止になったことで買い物客が激減してしまった。これらの通りが歩行者天国になったことで、一部の路上商人は大きな打撃を受けているのが現状だ。