米国のニュース専門放送局CNNはこのほど、「東南アジアの最恐観光スポット5選」を発表した。ベトナムからは、「この世の地獄」とも呼ばれるホアロー収容所が選ばれた。
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ホアロー収容所は、1896年にフランス植民地政府がハノイ市中心部に建設した収容所。敷地面積は1平方キロメートルにも及び、最も多い時で約2000人が収容されていた。当時使われていたギロチンや拷問道具、収容者の持ち物などが展示されている。
ベトナム戦争では北ベトナムが収容所として使用し、米軍捕虜からは「ハノイ・ヒルトン」と呼ばれていた。当時パイロットとして従軍していたジョン・マケイン氏(現米国上院議員)も同収容所に収容された。1993年に完全に閉鎖となり、半分以上が取り壊されたものの、一部は歴史的遺跡として保存され、1997年に一般公開された。
「東南アジアの最恐観光スポット5選」は下記の通り。
1位:ホアロー収容所(ハノイ市)
2位:シリラート病院死体博物館(タイ)
3位:キリング・フィールド(カンボジア)
4位:ペナン戦争博物館(マレーシア)
5位:津波メモリアルパーク(タイ)