南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市人民委員会のレ・バン・ザン主席はこのほど、旧市街の中心部である歴史保存地区を訪れる際の入場料徴収の代わりに、「観光パスポート」を導入する計画を明らかにした。
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「観光パスポート」の導入は、ユネスコベトナム事務所が提案したもの。「観光パスポートには、歴史保存地区内にある各観光スポットの情報を電子化して記録する。有効期限は当該旅行者がホイアンに滞在している間のみ。他人への貸し出しを防ぐため、旅行者の顔写真を貼ることが義務付けられる。「観光パスポート」は、早ければ今年9月、遅くとも来年初めまでには導入される見通し。
これに先立ち、同市当局は今年4月、歴史保存地区を訪れる観光客に対し観光名所(博物館、中華会館、旧家など)を参観するか否かに関わらず、入場料の徴収を開始したが、観光客から反発を受けたほか、地元住民も入り口で、身分証明書の提示を求められるため、旧市街に住んだり、働いたりしている人々からも不満の声が上がっていた。