米国のニュース専門放送局CNNはこのほど、「世界の地下迷宮」を特集し、ベトナムのクチ・トンネルを紹介した。世界の地下迷宮は以下の通り。CNNウェブサイトが報じた。
(C) Vnexpress, クチ・トンネル |
(C) Vnexpress, クーバーペディ |
(C) Vnexpress, カタコンブ・ド・パリ |
(C) Vnexpress, ムースジョーのトンネル |
◇クーバーペディ(オーストラリア)
南オーストラリア州にある人口3500人の小都市。世界最大のオパール産地として知られる。主要産業がオパール採掘であるため、多くの住民が丘陵に掘った洞窟で生活している。夏場は外の気温が40度を越えるが、洞窟の中は快適だという。赤い荒野が広がる景色はさながら火星のようで、映画の撮影地としてもよく利用されている。
◇ヴィエリチカ岩塩坑(ポーランド)
南部マウォポルスカ県にある岩塩坑。廃坑になっていない岩塩坑としては世界最古。1978年に世界遺産に登録された。深さ327メートル、全長300キロメートル。観光客向けの坑道には歴史や神話をモチーフとした彫像が並んでいる。
◇カタコンブ・ド・パリ(フランス)
パリの地下納骨堂。約600万人の遺骨が納められており、その多くが市民の遺骨だが、中にはフランス史上の著名人のものも含まれている。全長約1.7キロメートル、深さ20メートル。
◇カッパドキア(トルコ)
首都アンカラの南東にあるアナトリア地方の奇岩地帯。4世紀頃、キリスト教徒の修道士が洞窟で暮らし始め、8世紀にはイスラム教徒からの迫害から逃れるため、地下都市で隠れ住むようになった。1985年に、「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩石遺跡群」として世界遺産に認定された。