ホーチミン市文化スポーツ観光局は、同市1区のバクダン乗船場~カンボジア行き河川観光ツアーを開発するため、遅くとも年末までに市内の河川・運河の視察を開始すると発表した。21日付サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。
河川観光は多くの外国人観光客の利用が見込まれるため、同市の観光開発の重要案件の一つに数えられている。同市では現在、◇バクダン乗船場~2区、◇バクダン~カンゾー、◇カンゾー~フーミー(東南部バリア・ブンタウ省タンタイン郡)の3区間で河川観光ツアーを行っている。
特にカンゾー地区では、観光サービス会社がカヤックによる「マングローブの森クルーズ」を実施しており、昨年11月から現在までにカンゾー~フーミー区間を利用した外国人観光客は約1000人に上った。
この地区で、河川観光サービスを提供している旅行会社Viet Excursionsのファン・スアン・アイン社長は、「以前、カンゾー~フーミーを結ぶ観光船の運航は1日1便だけだったが、現在は2便を運航している。カヤッククルージングは外国人観光客に好評で、これまでに30隻のカヤックを購入した。ツアー客は今後も増加が予想されるため、関連当局は河川観光開発に向けた投資を促進する必要がある」とコメントした。