ホーチミン市1区人民委員会と同市経済大学の共同プロジェクト「2010年から2020までのファムグーラオ通り及び周辺地区開発計画」の実行委員会はこのほど、当該地区の現状を報告した。20日付サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。
同地区は、インドシナを旅するバックパッカーが集まるところとして知られており、旅行会社、ホテル、レストラン、土産物屋などが密集している。この地区を訪れる外国人旅行者は1日平均1900人。旅行者1人が1週間の滞在で消費する金額は1200万ドン(約4万2800円)。年間では、約8兆ドン(約285億円)が同地区で消費されていることになる。
同地区はこれまでバックパッカー街として、地域住民らの手によって開発されてきた。開発計画では、拡大を続けるバックパッカー街を管理し、治安の向上、交通システムの整備をすることにより、この地区をバックパッカー向け観光特区として、更に発展させることを目指している。
また、現行の規定では、店舗の夜間営業は深夜0時までと規定されているが、この地区で運営する店舗に対して、24時間営業を認めることなども検討されている。