不動産仲介大手CBリチャードエリス(CBRE)ベトナムによると、第2四半期(4~6月)のハノイ市の5つ星ホテル宿泊料は1泊当たり平均119.9ドル(約1万500円)と前年同期に比べ20.36%下落した。4つ星ホテルも65.74ドル(約5800円)と1.54%下落した。一方3つ星ホテルは39.17ドル(約3400円)と4.93%上昇した。
第2四半期にハノイを訪れた人の数は、国内観光客が前年同期比33%増の185万人、外国人観光客が同32%増の30万人と回復をみせており、3~5つ星ホテルの客室稼働率も前年同期より10.26%改善し、54.52%に達した。
CBREベトナムのマーク・タウンセンド社長は「高級ホテルの宿泊料は下落傾向が続いているが、今年は10月に『タンロン・ハノイ建都1000年記念』のイベントを控えておりホテル市場の先行きは明るい」と話している。