南中部クアンナム省バックチャーミー郡人民委員会は13日、同郡チャーブイ村に住む少数民族カドン族に伝わる地酒(ジオ・カン)の酒造り村復興のために約15億ドン(約1000万円)を投じたと明らかにした。
同郡人民委は、30年ほど前までジオ・カン作りでベトナム全土にその名を知られていたチャーブイ村のオンダン集落から30世帯を選定して生産支援を行い、旧正月用の商品として市場に出荷する。郡では、同集落に4億ドン(約270万円)を投じてカドン族の文化や生活様式を伝える伝統村も建設する計画。近くで建設中の第2ソンチャイン水力発電所が完成すれば、観光スポットになると期待されている。