- パリ五輪選手村にベトナム料理が登場
- アジア料理コーナーにフォーと春巻き
- 前回の東京五輪では和牛フォーを提供
フランス・パリで開催中の2024年パリオリンピックの選手村では、フォー(pho)と揚げ春巻き(nem ran)の2品のベトナム料理が提供されている。特にアジア料理コーナーでは、「本日のスープ料理」としてフォーが紹介され、各国の選手や指導者にふるまわれた。
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また、組織委員会は今回、「揚げ春巻き」を従来の「spring roll」の名称ではなく、ベトナム料理の「vegetables nem」として紹介しており、選手村のアジア料理の一つに加えた。公式サイトには、各メニューの栄養情報も記載されており、揚げ春巻きはベジタリアン向けに最適なメニューの1つとなっている。
選手村フードコートは、フランス料理コーナー2つ、アジア料理コーナー1つ、アフリカ料理コーナー1つ、その他の料理コーナー2つの計6つのコーナーから成り、いずれもミシュランの星付きシェフが調理を担当している。
多種多様なメニューを提供することで、アスリートたちに自国で競技しているかのような快適な食事体験を提供し、多様な食文化とニーズに応えている。今回、選手村のメニューにフォーと揚げ春巻きが選ばれたことで、ベトナム料理を広く紹介する機会にも繋がっている。
因みに、前回の東京オリンピックの選手村でもメニューの1つにフォーが選ばれているが、和牛を使ったローカライズされたフォーとして提供。また、前々回のリオデジャネイロオリンピックでは炒めフォー(pho xao)が提供された。