J1川崎フロンターレのアカデミーコーチ陣がベトナムの首都ハノイ市を訪問し、3月4日(月)~3月6日(水)の日程でベトナム1部ハノイFCの下部組織を対象に指導を行った。今回の活動は、国際交流基金アジアセンター、Jリーグ、日本サッカー協会(JFA)が共同で実施しているASEAN 10か国におけるサッカー交流事業の一環として実施したもの。川崎フロンターレはベトナムのアンバサダーを務めており、これまでに同1部のベカメックス・ビンズオンとSHBダナンでも同様の活動を行っているが、ハノイでの開催は今回が初めて。
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川崎フロンターレのトップチームはJ1リーグを2連覇中で、今年はAFCアジアチャンピオンズリーグに出場中。一方のハノイFCのトップチームも昨シーズンのVリーグ1王者で、今年はAFCカップに参戦している。今回は日越のリーグ王者同士の交流が実現。今回の指導者派遣では、川崎からGKコーチ1人を含む3人のコーチが渡越して、U-17ハノイFCの選手たち28人を対象に3日間指導した。
川崎のコーチ陣は、フィールドの選手たちに対して、止める、蹴るの意識付けを徹底。ボールを受ける前後の動きを求めてプレー速度を上げるよう指示した。最後の試合形式の練習では、ディフェンスラインを押し上げて距離感をコンパクトに保つよう意識させていた。GKは現在コーチが不在ということで、基本的なキャッチングをみっちり練習した。
最終日の練習後には、U-17ハノイFCのコーチが川崎コーチ陣に感謝の言葉を述べ、「短い期間だったが、いつもとは異なる日本人コーチによる指導を受けて選手たちには大きな刺激になった。今後も指導上のアドバイスをもらえれば嬉しい。」と語った。
※記事・写真提供:ベトナムフットボールダイジェスト+