南中部沿岸地方クアンナム省で16日、チューライ経済区設立15周年記念式典が開催され、グエン・スアン・フック首相やサッカーベトナム代表チームの韓国人監督パク・ハンソ氏らが出席した。
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パク氏が監督を務めるサッカーベトナム代表チームは、これに先立つ15日、東南アジアサッカー選手権「AFFスズキカップ2018」で10年ぶりの優勝を果たした。フック首相は式典の場を借りてパク監督に祝辞と謝辞を述べた。
同経済区で工場を展開する自動車地場最大手のチュオンハイ自動車[THACO](Truong Hai Automobile)は、サッカーベトナム代表チームに20億VND(約990万円)、パク監督個人に10万USD(約1130万円)の賞金をそれぞれ授与した。
しかし、パク監督は謝辞を述べた上で、貧困層の支援とサッカー普及のために賞金の全てを寄付すると発表した。
パク監督率いるサッカーベトナム代表チームがAFFスズキカップ2018で優れたプレイを見せたことから、韓国のテレビチャンネル「SBS」と「SBS Sport」では15日、通常番組の放送を延期して決勝第2試合のベトナム対マレーシア戦を生中継した。
ニールセン・コリア(Nielsen Korea)によると、決勝第2試合の平均視聴率はそれぞれ19.0%、3.8%で、SBSでの瞬間最高視聴率は25.3%に達した。この試合では、決勝第1試合でマレーシアと2対2で引き分けたベトナムが1対0でマレーシアを下し、10年ぶりに優勝した。