2015年の東南アジアのスポーツ界で最も関心を集めたのは、東南アジア競技大会(SEA Games)。そのため、今年のベトナムスポーツ界を象徴する「2015年の顔トップ10」は、SEA Gamesの英雄が大半を占めることとなった。
(C) dantri, グエン・ティ・アイン・ビエン |
1.グエン・ティ・アイン・ビエン(女子競泳)
今年最も輝いたベトナム人スポーツ選手と言えば、間違いなく彼女。出場したいずれの大会でも、多くのメダルを獲得し、その強さは海外メディアから「アイアン・ガール」と称された。今年出場した大会での主な成績は、SEA Gamesで金メダル8個、大会記録更新8回、国内大会で金メダル16個、競泳ワールドカップで銀メダル2個、銅メダル1個。
2.グエン・ティ・フエン(女子陸上)
水泳の女王がグエン・ティ・アイン・ビエンなら、陸上の女王はグエン・ティ・フエンだ。SEA Gamesでは、400m、400mハードル、400mリレーの3種目で金メダルに輝き、1つの大会記録を更新した。彼女の活躍もあり、ベトナムは同大会の陸上種目で過去最多となる11個の金メダルを獲得した。
3.リー・ホアン・ナム(男子テニス)
SEA Gamesには出場しなかったが、ベトナムテニス界の若き至宝は、今夏のウィンブルドン選手権ジュニアの男子ダブルスで、インドのスミット・ナガルとのペアで優勝。グランドスラムのジュニア部門で、ベトナム人として初優勝を成し遂げた。
4.ファン・ティ・ハー・タイン(女子体操)
世界大会で金メダルを獲得した昨年ほどの輝きを見せたわけではなかったが、それでもベトナム体操界のエースは彼女をおいて他にない。SEA Gamesでは、金メダル3個を獲得し、同大会で最も活躍したベトナム人選手の1人に数えられた。
5.ディン・フオン・タイン(男子体操)
男子体操界で最も活躍したのは、ディン・フオン・タイン。SEA Gamesの金メダル獲得数では、個人3個、団体1個と、女子のファン・ティ・ハー・タインを上回った。
なお、この他の「2015年の顔トップ10」には、男子チェスのグエン・ゴック・チュオン・サン、男子サッカーのグエン・コン・フオン、男子競泳のラム・クアン・ニャット、女子サイクリングのグエン・ティ・タット、女子テコンドーのグエン・ティ・モン・クインが選ばれた。