5年前、チャンさんの母親であるファム・ティ・ラインさんは、料理に使おうと、孵化する前の卵を市場で買った。しかし、家に帰って見てみると、3つの卵の殻にひびが入っていることに気づいた。卵が孵化しそうな様子だったため、裏庭のアヒルの群れの中に卵を置いて、自然に孵化させてみることにした。
(C) dantri |
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「3つの卵のうち孵化に成功したのは1つだけで、それがビムビムでした。でも、1羽だけ羽の色が白かったので、ビムビムはいつも他のアヒルたちにいじめられていました。かわいそうに思って、ビムビムを家の中で育てることにしたんです。今、ビムビムは5歳になりました」とチャンさんは嬉しそうに話す。
ビムビムが2歳の時、チャンさんは自身のユーチューブ動画にビムビムを登場させるようになった。モッパン(食事動画)や日常生活の動画には、いつもビムビムが登場する。そして、人間とアヒルの仲良しぶりが見られるチャンさんの動画は、何百万もの視聴回数を誇るユーチューブチャンネルになった。
一般的なアヒルは穀物やホテイアオイ、バナナの茎などを食べるが、ビムビムはソーセージや焼いた肉、茹でた貝など火の通ったものを好んで食べるのだという。
チャンさんは現在、ユーチューブの収益で生計を立て、両親の面倒を見ている。母親のラインさんによると、チャンさんは大学の授業が終わると急いで帰宅し、動画の撮影の準備をしたり、動画の編集をしたりと、ハードな日々を送っている。ラインさんは、娘が努力を重ねて成功している姿を見て、とても誇らしく思っている。