動物の骨格標本を芸術作品に、ペットの思い出としても人気

2023/12/17 10:21 JST配信

 ホーチミン市8区在住のファム・クアン・ヒエウさん(男性・24歳)はこの3年間、動物の骨格標本を芸術作品に生まれ変わらせ、1点あたり数十万~数千万VND(10万VND=約600円)で販売している。

(C) VnExpress
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 ヒエウさんは学生時代にペットとして蛇を飼っていたが、蛇が死んでしまったときにとても悲しみ、思い出として残したいと、見よう見まねで骨格標本を作った。大学ではマーケティングを学んだが、卒業後は就職せず、1年間だけ動物の骨格標本作りに真剣に取り組んでみたいと家族に頼み込んだ。

 「骨格標本を作ってみたら、独特な美しさがあることに気づき、ますますハマっていきました」とヒエウさん。そして今や、これがヒエウさんの仕事となり、主な収入源となっている。

 ある日のヒエウさんは、各種の白い骨がいっぱいに広げられた仕事机で、3匹の猫の骨を使った作品作りに集中していた。この猫たちは、友人や顧客がペットとして飼っていたもので、新たな形で「再生」させてほしいとヒエウさんのもとに送られてきた。

 ヒエウさんによると、動物の死骸から骨格標本を作るときは、まず肉や内臓を取り除き、化学薬品に浸して骨を漂白し、漂白が終わったら乾燥させて、臭いを取る。

 漂白のプロセスで最も重要なのは骨髄を除去する作業だが、慎重にやらなければ、時間が経つと骨が黄色く変色してしまう。また、漂白中は骨がばらばらになってしまうため、後で完全な骨格を組み立て直すには、1つ1つの骨片を注意深く保管しておかなければならない。

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[VnExpress 06:00 13/12/2023, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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