「物売りで覚えた外国語が人生を変えてくれた」モン族の少女の今

2019/03/17 05:12 JST配信

 当時、ラオチャイ村ではマイさんのように英語を話せる子供は少なかった。マイさんの家族にも外国語を知っている人はいなかった。あれから15年以上が過ぎ、マイさんは自分がいつから英語を話せるようになったのか思い出せないが、「英語が話せれば、みんなが自分を好きになってくれる」ということだけははっきり覚えているという。

(C) zing
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 マイさんが外国人観光客相手に自信を持って流暢に英語を話している動画が2005年にインターネット上で公開されたが、マイさん自身は2008年にフェイスブック(Facebook)を使い始めてから動画を観て人々が自分に関心を持っていることを知った。そして「風のように英語を話すモン族の少女」と呼ばれていたことは最近になって知った。

 マイさんは、英語が中卒の少女だった自分の人生を変えてくれたのだと話す。かつては英語が土産物をたくさん売るための助けとなり、後には英語のおかげで現在の夫に出会うことができたのだ。

 マイさんは、ベルギーでホテル業を営むスティーブ・ハウブレフツ(Steve Houbrechts)さんと知り合い、出会ってから5年後の2012年に結婚した。そして、現在は3歳と4歳になる可愛い2人の息子を授かった。

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[Zing 06:16 27/02/2019, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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