こうした光景を見ていると、なぜこの店にこういった面々が集まるのかという疑問が湧いてくる。5000ドンという価格設定のため?いや、それだけではない。この店では毎日300食を提供するために、朝早くから6人のボランティアと2人の調理人が働いている。店主自身も自ら食材を調達するため、毎朝市場に出かけるという。仕事はきついが不満を漏らす者はいない。
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2013年9月に開店したばかりだというのに、既に貧しい労働者たちにとってなくてはならない存在となっている。この店は11区ローシエウ廃材収集場から近く、廃材拾いを生業にする人々が集まる場所にあるため、用意する300食は正午には全てなくなってしまう。店内はきれいに掃除され、料理は安くて味も美味いと評判だ。
ホアさんは言う。「私も裕福なわけではありませんが、貧しい労働者の生活の助けになれたらと思うのです。最初は上手くいかないこともありましたが、店を続けていくうちに、友人や親戚が支援してくれるようになりました。幸運にも今はボランティアにも来てもらえているので、ずいぶん助かります。もうすぐエアコンもつける予定です」