全裸で集う男性達に、「頭のおかしい、ビョーキの人達」や「男性同性愛者に違いない」といった偏見を持つ人も多い。しかし実際には、全裸浴で健康を取り戻したという人も少なくない。高血圧や肥満に長年悩まされていたが、ここに通うようになって生活習慣が変わり症状が改善したという人もいる。そのため、気温が5度の真冬でも全裸浴を続ける人の姿が絶えない。「全裸浴はストレスの発散になり、精神や感情面にも良い影響がある」と説く人もいる。
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参加者らの多くは以前、街中の市民プールやホテルのプールなどで泳いでいたことがある。しかし息苦しく窮屈な環境に我慢できなくなったという。彼らのほとんどは自転車で通っている。そして全員がハノイ生まれの「ハノイっ子」だ。
心配なのは、毎年このビーチで水死者が出ていることだ。ある参加者は「ここに来る人は皆、水泳が得意な人達ばかりで、ホン川のカワウソと呼ばれている人もいるくらいです。それでも水難事故が起きてしまいます」と語った。ホン川の流れがどれだけ穏やかであっても、水泳自慢の人の中から死者が出るのであれば、万一に備えて浮き輪の準備はしておくべきだろう。
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