2006年、MK技術株式会社の銀行用ATMカードが国内の特に優れた製品やサービスに贈られる「ベトナムゴールデンスター賞」を受賞した。これまで外国からの輸入に頼っていたプラスティクカードにメモリーなどの半導体チップを組み込んだスマートカードの国内での生産と供給を可能にしたMK社の功績は大きい。同社は年間6000万枚のカードを生産しており、その種類はS-phoneやViettelの携帯電話用の電子チップカードやオンラインゲームカード、セキュリティ用のデータカードなど多岐に渡っている。あまり知られていないことだが、これらのカードはMK社の若干34歳のカン社長のアイディアで開発されている。
カン社長はイギリスとアメリカに留学経験があり、その際に図書館やバスやカフェテリアの利用がカード1枚で可能なことに深い感銘を受けたことが、ベトナムでの様々なカードの生産アイディアにつながっているという。現在、MK社のカードはベトナムばかりではなくマレーシア、ラオス、カンボジア、アメリカに輸出されており、2006年の同社の売上高は200万米ドル(約2億3200万円)に達する見込み。今回のゴールデンスター賞の受賞で、同社のカードに対する関心や信頼が高まることは必至である。現在、同社では100人強の従業員と2人の外国人専門家が働いている。