- 国土開発の高度人材育成プログラム開始へ
- メトロや新空港、高速鉄道などの人材育成
- 教員の博士号取得者の割合を75%に
ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)のブー・ハイ・クアン学長は26日、2024年の年次会議を開き、国土の開発要求に応える高度人材育成プログラムを2025年に開始すると発表した。
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これには、都市鉄道(メトロ)や東南部地方ドンナイ省ロンタイン国際空港、高速鉄道などの運営や新エネルギー(再生可能エネルギーと原子力発電)産業に携わる人材を育成する新しい学科の開設も含まれる。
クアン氏によると、2024年の同大学の成果は、◇共産党の新党員が目標を43.12%上回ったこと、◇2024~2030年に様々な分野の優秀な若手研究者350人を採用する「VNU350」プロジェクトでこれまでに27人を採用したこと、◇学術情報データベース「スコーパス(Scopus)」で同大学の国際学術論文の本数が3168本(12月24日時点)となり、初めて3000本を超えたことなど。
2025年は、◇合理化・効率化の方向で大学運営の刷新を継続、◇デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、◇教育と科学研究の質の向上などを実施する。
2030年までの目標は、全教員のうち博士号取得者の割合を75%に引き上げることだ。10月末時点のこの割合は53.7%となっている。目標を達成するため、博士号取得者を優先的に採用するほか、現在の教員の博士号取得に便宜を図るなどの策を講じる予定だ。