ホーチミン:1区タイバンルン通りを「日本式街路」化へ

2024/12/09 13:07 JST配信
  • 市人民委員会が投資、全長300m余りを改修
  • 車道幅を5m程度に縮小、歩道を5mに拡張
  • 改修費用は総額約3億7800万円の見込み

 ホーチミン市交通運輸局は、1区タイバンルン(Thai Van Lung)通り改修計画案を同市人民委員会に提出した。  

(C) thanhnien
(C) thanhnien

 市人民委員会が投資を行い、リートゥチョン(Ly Tu Trong)通りからグエンシエウ(Nguyen Sieu)通りまでの全長300m余りを改修する。

 現在の車道幅を5m程度に縮小し、両側の歩道をそれぞれ5mに拡張するほか、歩道と車道を含む道路全体を花崗岩で舗装する。車両の乗降場所、電子情報掲示板の設置、統一的な景観となるような緑化、照明システムの改修、商業施設の再配置などを行う。    

 改修費用は総額637億VND(約3億7800万円)を見込む。なお、今年5月に同局が市人民委員会に事業計画を初提出した際の費用は約296億VND(約1億7600万円)となっていた。  

 増額の理由について同局は、日本とベトナムの都市計画の専門家グループで見直しを行い、路面の排水システム、電力系統の地中化、照明、装飾アーチ、移動式公衆トイレ、屋外電源コンセント、公衆充電ステーション、マンホール蓋の全面交換など、様々な項目を追加することになったためと説明している。

 タイバンルン通りとレタントン(Le Thanh Ton)通り交差点におけるゲートの設計や、沿道の花壇、ベンチ設置など一部の項目は1区人民委員会が民間資本を活用して実施する。  

 改修は2025年4月30日までに行う予定で、同局は、改修事業が実施されれば、タイバンルン通りは日本のように創造的で、連結性と波及性を備えた、市内の他の地域でも導入可能なモデル街路になるとしている。

[Thanh Nien 07:54 05/12/2024, F]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市人民委員会はこのほど、同市交通運輸局と関連機関に対し、交通運輸局が報告した計画に従っ...

新着ニュース一覧

 米国の半導体大手クアルコム(Qualcomm)は16日、ハノイ市で行われたグエン・チー・ズン副首相との会談で...
 ハノイ市ナムトゥーリエム区の国家会議センターで16日夜、ベトナムにおける3件のプロジェクトを対象と...
 政府は15日、少額取引決済向けのモバイルマネーの試行期間を延長する決議第87号/NQ-CPを公布した。 ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 2025年4月4日、ベトナム戦争末期の米軍による「オペレーション・ベビーリフト」の航空機墜落から50年を...
 ライオン株式会社(東京都台東区)は、ベトナムの持分法適用関連会社で、医薬品・医療機器の製造販売を中...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、フェニカー大学(Phenikaa University、ハノイ市)を、「構成大学と...
 ベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)は4月19日、4月30
 ブイ・タイン・ソン副首相は15日、「2021~2030年国家電力開発計画及び2050年までのビジョン(第8期電力...
 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2025年3月の訪日ベトナム人の数は前年同月比▲5.0%減の6...
 ベトナム航空局(CAAV)によると、2025年1~3月期の航空各社の旅客輸送量は前年同期比+9.2%増の約2070万...
 ホーチミン市人民裁判所は14日、メンバー6万6000人近くの売春斡旋ルートを組織した元締めのグエン・フ...
 日本の財務省が発表した2025年3月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比2.35...
 鉄鋼、産機・インフラ、食糧、繊維その他の商品の販売および輸出入業を手掛ける日鉄物産株式会社(東京...
 在ベトナムヨーロッパ商工会議所(ユーロチャム=EuroCham)はこのほど、「ユーロチャム白書」の2025年版...
 農業環境省は15日、ベトナムを公式訪問していた中国の習近平(シー・ジンピン)総書記 兼 国家主席の立ち...
トップページに戻る