- バリア・ブンタウ省の店で集団食中毒
- 店主に約74万円の罰金、営業停止処分も
- 食中毒はサルモネラ菌や大腸菌によるもの
東南部地方バリア・ブンタウ省ブンタウ市7街区にあるバインミー(ベトナム風サンドイッチ)・おこわ専門店「コーバーベンディン(Co Ba Ben Dinh)」で11月下旬に集団食中毒が発生した件について、同省人民委員会は4日、店主のN・T・T・Tさん(女性・42歳)に1億2500万VND(約74万円)の罰金を科すことを決定した。
(C) tienphong |
衛生の違反があったことや、食品安全証明書がなかったことが処分の根拠となった。食中毒はサルモネラ菌や大腸菌によるものだった。
同店は11月27日から営業停止処分を受けている。
患者らは11月26日夜、問題のバインミーを食べた後に倦怠感や嘔吐、下痢などの食中毒の症状が現れた。翌27日以降に計373人が相次いで市内の複数の病院を受診し、うち124人が入院した。このうち1人(男性・71歳)が死亡した。
患者らの診療にかかる費用などは同店が負担しなければならない。この集団食中毒をめぐり、同省人民委員会は書類を同省警察に送致し、捜査を求めている。