- ベトナムではキンドルとブックスが人気
- 地場2社が電子書籍配信アプリ共同開発
- 12月初旬にまずAndroid版リリース予定
ベトナムの電子書籍リーダー販売大手アキショップ(Akishop)によると、国内で電子書籍リーダーを使っている人は30万人以上おり、年+約15%のペースで増加している。世界の増加率は+8~10%で、ベトナムはこれを大きく超えている。
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アキショップがこのほどホーチミン市で開催した電子書籍リーダーの販売イベント「インクノベーションデー(Inknovation Day)」では、先進的なeインク画像技術を使った電子書籍リーダーを紹介した。
国内では現在、米アマゾン(Amazon)の「キンドル(Kindle)」、中国のオニックスインターナショナル(Onyx International)の「ブックス(Boox)」、楽天の「コボ(Kobo)」、スイスに本社を置くポケットブックインターナショナル(PocketBook International)の「ポケットブック(PocketBook)」の4つのブランドが販売されており、キンドルとブックスに人気がある。
イベントで注目を集めたのは、アキショップと出版社のアルファブックス(Alpha Books)が共同開発した電子書籍配信プラットフォームアプリ「サビ(Savi)」だ。
アキショップのグエン・テー・フン最高経営責任者(CEO)によると、アプリユーザーは本を購入することもできるほか、柔軟な支払いプランで読み放題のサブスクリプションに登録することもできる。4ブランドの電子書籍リーダーに対応しており、海外在住のベトナム人もアクセスできるという。
計画によると、アプリは12月初旬にまずAndroid版をリリースし、その後iOS版のリリースを予定している。