- 客室乗務員やモデルなどを売春客に仲介
- 23年8月逮捕、一審では禁固3年の判決
- 常時約30人の売春婦を管理・手配
ホーチミン市上級人民裁判所は28日、航空会社の客室乗務員やモデルなどを買春客に仲介し、売春仲介罪に問われていた元客室乗務員のボー・ティ・ミー・ハイン被告(女・27歳)の控訴審で減刑を認め、同被告に執行猶予付き禁固3年の判決を下した。
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ハイン被告は2023年8月に逮捕され、2024年3月に開かれた一審裁判で同市人民裁判所から禁固3年の判決を言い渡されていた。
同市上級人民裁判所は、◇同被告が心臓疾患の治療を受けていること、◇前科がないこと、◇一定期間拘置所で過ごしたこと、◇家族の稼ぎ頭であること、◇家族が革命功労者であることなどを踏まえ、情状酌量の余地があるとして、減刑を認めた。
ハイン被告は2018年から2022年までベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)の客室乗務員を務めていた。その間、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で、来歴不明の者に紹介されて売春を始めた。
同被告はSNSを使って「成功した若い女性」を装い、数十万人のフォロワーを獲得していた。仕事とSNSを介して多くの客室乗務員やモデルと知り合った同被告は、自分自身が売春するだけでなく、売春の仲介も行い、常時約30人の売春婦を管理・手配していた。
1回あたりの売春の料金は2700万VND(約16万3000円)、ワンナイトコースの場合は6000万VND(約36万円)だった。同被告の取り分は700万VND(約4万2000円)で、残りを売春婦が報酬として受け取っていた。さらには売春婦が同伴する「売春ツアー」も催行し、高額な料金を提示していたという。