12月4日開催｜【日本人が知らない】ベトナム市場の真実と日系企業の経営課題... (PR)

　ハノイ市ホアンキエム区ハンボン街区(phuong Hang Bon)人民委員会は、同街区にある「線路沿いカフェ」の前で女性が線路に飛び出して写真撮影した出来事について、カフェ店主の男性を召喚し行政処分を下した。

（C）giao thong

　17日午前、カフェ店主のP・N・H氏(同街区在住)は、列車が迫る中で女性が線路に飛び出したのを見て慌てて女性を線路脇に避難させた。女性は、H氏が経営するカフェの客だった。翌18日には、この様子を映した動画がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上に拡散されて大きな話題となっていた。

　ホアンキエム区人民委員会は、今回の出来事について、人命を脅かすだけでなく、鉄道交通の安全をも脅かす危険なものと判断して調査を開始。この出来事がハンボン街区で発生したものと突き止めて、同街区人民委員会が関係者への行政処分を決定。H氏は営業登録に関する違反で750万VND(約4万6600円)の罰金処分が科された。

　同市バーディン区とホアンキエム区にある「線路沿いカフェ街」では、2017年末ごろからカフェがオープンし、コーヒーを飲みながら列車が走る光景を間近で眺めることができるとして、国内外の観光客の間で人気を集めている。しかし、多くのカフェが線路脇に席を並べたり、観光客が写真や動画撮影のために線路内に立ち入ったりしているため、安全確保の観点から大きな問題となっている。