- 元消防官と防火設計施工会社社長を起訴
- 防火システムの設計・施工で不正
- これまでに消防官含む計7人を起訴
東南部地方ビンズオン省トゥアンアン市アンフー街区(phuong An Phu, TP. Thuan An)チャンクアンジエウ(Tran Quang Dieu)通りのカラオケ店「アンフー」で2022年9月6日に発生した、死者32人を出した大規模火災事件で、元消防官と防火設備の設計施工会社社長の2人が新たに起訴された。
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消防規定違反容疑で起訴されたのは、ビンズオン省警察傘下の消防救難警察部の元警察官であるファム・ティ・ホン容疑者(女)と、防火システム設計施工会社であるタイビンアイン社(Thai Binh Anh)社長のグエン・タイン・ルアン容疑者(男)。
捜査結果によると、消防救難警察部の警察官を務めていたホン容疑者は「人脈」を使い、同カラオケ店の防火システムの設計・施工を請け負うことを約束した。しかし、防火システムの設計・施工の資格がない業者に工事を行わせ、さらにシステムの検収書類は同僚の警察官と知人のルアン容疑者に署名させたという。
新たに起訴された2人を含め、同事件ではこれまでに7人が起訴されている。
ほかの5人は、消防救難警察部に所属していたファム・クオック・フン容疑者(男)とブー・チュオン・ソン容疑者(男)の少佐2人、トゥアンアン市消防警察の元隊長で中佐のグエン・ズイ・リン容疑者(男)と元隊員で大尉のグエン・バン・ボー容疑者(男)の消防官4人と、カラオケ店のオーナーであるレ・アイン・スアン容疑者(男・44歳)。
なお、このうちリン容疑者は、捜査中の2023年6月に病死した。