- 在台湾企業などに労働者の保護策を指示
- 台湾で働くベトナム人労働者は約3万人
- 台湾の外国人労働者でベトナム人が最大
3日午前に台湾東部を震源とする強い地震が発生した。ベトナム外務省は同日、在台北ベトナム経済文化事務所に対し、台湾当局やベトナム人コミュニティと連絡を取って情報を入手し、迅速に対応するよう指示した。
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労働傷病兵社会省傘下の海外労働管理局(DOLAB)は4日、在台湾のベトナム労働管理委員会と各企業に対し、状況の把握に努め、ベトナム人労働者の保護策を講じるよう指示した。4日時点で地震によるベトナム人の死傷者は報告されていない。
今回の地震は過去25年で最大規模の地震で、3日時点で9人が死亡、800人以上が負傷、50人が行方不明と報道されている。震源は東部の花蓮市付近で、同市では震度6を記録した。マグニチュード(M)は7.2(台湾当局発表)と推定されている。台湾の中央気象署(CWA)は今後数日以内に震度6.5~7程度の余震が発生する可能性があると警告している。
DOLABの統計によると、台湾で働いているベトナム人労働者は現在約3万人で、同地域で働いている外国人労働者で最大を占める。2024年1~3月期には2000人余りが台湾に渡った。