- 電子インボイスやサイトが利用不能に
- 電子インボイスの発行は3日に復旧
- 直近で他大手3社もハッキング攻撃受ける
石油製品販売大手PVオイル[OIL](PV Oil)は2日午前0時ごろからランサムウェアによるハッキング攻撃を受け、同社の情報技術システム全体が停止した。
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これにより、同社の電子インボイス発行システム、ウェブサイト、Eメールなどが利用できなくなった。
OILは関連機関などと協力し、システムの復旧に努めている。石油製品の販売は継続し、取引に対する電子インボイスの発行は延期していたが、3日15時ごろまでに電子インボイスの発行については復旧した。
これに先立つ3月24日、大手証券会社VNダイレクト証券[VND](Vndirect Securities)と郵便保険[PTI](Post & Telecommunication Joint Stock Insurance Corporation)、IPA投資グループ[IPA](I.P.A Investments Group)の3社もサーバー攻撃を受け、システム障害が発生した。
ファム・ミン・フオン女史がVNDとPTIの会長、IPAの取締役をそれぞれ務めており、これら3社では共通のシステムを使用していた可能性がある。
VNDは4月1日、システム障害の影響で停止していた株式・債券取引やデリバティブ取引を再開したが、一部機能でエラーが続いているという。