• 身に覚えのない郵便物が詐欺の手口
• QRコードスキャンで不審なURLに誘導
• 当局、不審なQRコードに警戒を呼び掛け

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　電子商取引(eコマース＝EC)プラットフォームのスクラッチくじを装った詐欺が氾濫している。

(C) laodong

　身に覚えのない郵便物が自宅に届き、中を開けるとECプラットフォームで多くの買い物をしたことに感謝する内容の手紙と、「報奨」としてのスクラッチくじが入っている。

　スクラッチくじを削ると、「当選おめでとうございます。手続きのためにQRコードをスキャンしてください」との案内が現れる。賞品は「高級スマートフォン」などと謳われている。

　QRコードをスキャンすると、不審なURLに誘導される。そのまま案内に従ってURLをクリックすると、アカウント情報を盗まれたり、悪意のあるコードをデバイスにダウンロードされたりする仕組みとなっている。

　管轄当局は、自分が注文したものではない宅配物を受け取ったり、他人の代理で郵便物を受け取ったりすることのないよう警戒を強めるとともに、特に公共の場やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などに掲示されたQRコードをスキャンする際には、そのQRコードの提供元のアカウント情報や、QRコードからつながるURLの真偽などを十分に確認するよう呼び掛けている。