- チン・コン・ソン氏の銅像、公園に設置
- 生誕85周年記念、ソン氏ゆかりの地で
- 落成式に合わせてコンサートや写真展も
北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ市は2月28日、ベトナムの国民的音楽家である故チン・コン・ソン(Trinh Cong Son)氏の生誕85周年(1939年2月28日~2001年4月1日)を記念して、市内を流れるフオン川沿いにあるソン氏の名を冠した公園でソン氏の銅像の落成式を開催した。ソン氏はフエ市で幼年期と少年期を過ごした。
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ソン氏の銅像は彫刻家の故チュオン・ディン・クエ氏の作品で、高さ1.7m、幅1.6m、奥行き2.3mの青銅製。公園の中央に設置された。ソン氏が木の根元に坐って足を高く組み、左手は傍らのギターに手を添え、右手を顎に当てて楽譜を眺める姿を描いている。
フエ市に銅像を寄贈した団体の代表レ・フン・マイン氏は、「チン氏の誕生日に彼の名前の公園で銅像の落成式を迎えられたことは、彼の音楽を愛する全国の多くの人々の喜びになると確信している。生前に友情を築いていた2人の芸術家も満足していると思う」と語った。
フエ市人民委員会のグエン・タイン・ビン副主席は、花を植えるなど引き続き公園を整備して、人々がソン氏の音楽を歌いに来る場所にしていきたいと述べた。銅像の落成式に合わせて、有名歌手がソン氏の歌曲を歌うコンサートや写真展が開催された。