- 商工省における違反に関与した党員を処分
- 元副首相と元政府官房長官にけん責処分
- 商工次官と元商工次官に党除名処分
商工省における違反に関連し、ベトナム共産党政治局・書記局は27日に会合を開き、中央監査委員会の調査結果を審査し、関与した党員の処分を決定した。
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2016~2021年任期の商工省共産党幹事部は、民主主義的中央集権主義(民主集中制)に著しく違反し、管理・監視・検査を怠り責任を果たさず、国や投資家、消費者に多大な損害を与え、社会のリソースを浪費し、複数の刑事事件を引き起こしたとされる。また、2021~2026年任期の商工省共産党幹事部にも複数の違反が発見され、政治局と首相の指導を無視する行為があった。
政治局は、チン・ディン・ズン元副首相(2016~2021年任期)とマイ・ティエン・ズン元政府官房長官(2016~2021年任期)の2人をけん責処分とした。2人は、党員として遵守すべきルールに違反し、国の幹部・党員として国民の模範となる責任を果たさず、党と国家機関の尊厳を著しく損なったとされる。
商工省のドー・タン・ハイ次官とホアン・クオック・ブオン元次官の2人は党除名処分とした。2人は、党員として遵守すべきルール、生活習慣、道徳に関する規則に違反し、国の幹部・党員として国民の模範となる責任を果たさず、非常に多大な損害を与え、社会のリソースを浪費し、党と財政省の尊厳を著しく損なったとされる。
ハイ商工次官は、石油製品卸売のスエンベト・オイル(Xuyen Viet Oil)における違反事件に関与し、2023年12月下旬に逮捕された。一方のブオン元商工次官は、電力計画に違反し多くの太陽光発電案件を違法に承認した違反事件に関与し、2024年1月上旬に逮捕されている。