- 韓国の外国人数143万人に増加
- ベトナム人帰化者全員が女性
- ベトナム人留学生、韓国選ぶ理由多様
韓国統計庁は18日、「2023年移民の滞留実態および雇用調査」を発表した。調査はいずれも2023年5月時点の数字で、対象は15歳以上の外国人および帰化者となる。
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韓国に住む外国人は合計143万人で、前年同期比+9.9%(12万9000人)増加した。国籍別で見た場合、ベトナムは全体で2番目に多い20万1000人だったほか、前年同期比の増加数では+3万2000人と最大だった。20万1000人のうち、男性が10万4000人、女性が9万7000人。
韓国へ帰化する許可を得た人は合計5万1000人。帰化前の国籍別ではベトナムが2万1000人と最多だった。ベトナム人帰化者は、すべて女性という点が今回の特徴だ。
外国人の就業者数は合計92万3000人で、内訳は32万6000人の韓国系中国人、10万4000人のベトナム人と続いている。帰化者では、前の国籍がベトナムだった就業者が1万4000人で、1万2000人の中国(韓国系中国人)を抑え最多だった。
大学・大学院留学や語学研修を含む留学生用ビザを持つ外国人の国籍で最大となったのもベトナムで、7万2000人だった。留学先に韓国を選択した理由としては「教育課程が優れている」(30.0%)、「韓国での専攻内容が関心のある分野と合っている」(21.9%)などが挙がった。
非専門職による就業で最大の割合を占めたのは、それぞれ3万9000人ずつのネパール人とカンボジア人(全体に占める割合は、いずれも14.5%)で、これに3万2000人のベトナム(同11.9%)が続いた。