訪日中のボー・バン・トゥオン国家主席は東京で29日朝、過去の訪日時にお世話になったホストファミリーらと感動の再会を果たし、朝食を共にした。
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トゥオン国家主席は青年時代、ホーチミン共産青年同盟(青年団)のメンバーとして複数回にわたり日本を訪問し、両国の若者間の交流活動に参加していた。
トゥオン国家主席はホストファミリーの1人1人と丁寧に挨拶し、当時の思い出と印象を振り返った。国家主席は、人的交流が両国間の伝統的な友好関係の維持・促進に大きく貢献するとの認識を示した。
ホストファミリーらは、何年も経った今もなお国家主席が当時の思い出を大切にしていることに感動し、国家主席率いるベトナム代表団の公式訪問の成功に祝意を表した。
国際協力機構(JICA)をはじめとする交流活動を手配している関連組織はこの席で、「アジアと世界における包括的戦略的パートナーシップ」に格上げされた両国の関係に見合うよう、青年団と協力して両国間の人的交流を強化していくとした。
トゥオン国家主席は1970年生まれの53歳で、1945年の建国以降、史上最年少の国家主席。ベトナム国家大学ホーチミン市校(VNUHCM)傘下の人文社会科学大学出身で、VNUHCM青年団委員会書記、ホーチミン市青年団委員会副書記・書記、青年団中央執行委員会常務書記、青年団中央執行委員会第1書記を歴任した。
その後は、ホーチミン市12区共産党委員会書記、南中部沿岸地方クアンガイ省共産党委員会書記、ホーチミン市共産党委員会副書記、中央宣伝教育委員長、書記局常務を歴任し、今年3月に国家主席に就任した。
直近では、2011年のベトナム若手政治家訪日団招聘と、2015年の戦略実務者招聘の機会に訪日している。