米国への留学生数に関する調査を実施しているIIE(米国国際教育研究所)が13日に発表した最新レポート「オープン・ドアーズ2023(Open Doors 2023)」によると、ベトナムからの留学生数がコロナ禍を挟んで3年ぶりに増加に転じた。出身国別の留学生数では前年度と同じ5位をキープしている。
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レポートによると、2022~2023年度における米国への留学生は、世界210か国・地域から集まった105万7188人で、前年度から+11.5%増加した。このうち、ベトナム人学生数は全体の2.1%を占める2万1900人で、前年度から1200人近く増加した。
ベトナムからの留学生は、コロナ禍以前に18年連続で増加していたが、新型コロナの影響が広がり始めた2018~2019年度から減少に転じており、今回は3年ぶりの増加となった。統計によると、ベトナム人留学生の半数近くが、STEM(科学、技術、工学、数学)分野を学ぶことに最も関心を持っているという。
なお、出身国・地域別での留学生数1位は、中国の28万9526人で、全体の約27%を占めた。以下、◇2位インド:26万8923人、◇3位韓国:4万3847人、◇4位カナダ:2万7876人と続いている。