9月30日にフィリピンの東で発生した台風4号(アジア名:コイヌ、日本では台風14号)は、台湾の南を通過して現在は南シナ海を西に進んでいる。
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10月6日午後の時点で、中心気圧は960hPa、中心付近の最大風速は40m/s、最大風速は60m/sで、強さは「強い」台風となっている。今後の3日間で勢力を弱め、10月9日までには海南島(中国)の東で熱帯低気圧に変わると予想されている。
ベトナムへの影響は限定的と見られるが、気象専門家によると、現在、北部山岳地方などでにわか雨や雷雨が降っており、局地的に非常に激しい大雨に見舞われる可能性があるという。6日から7日朝にかけて北部では、にわか雨や雷雨が続き、特に山間部では激しい雨が予想される。
北中部地方のタインホア省からクアンビン省にかけては、7日は終日の大雨に見舞われる見通し。雷雨の際には、竜巻や雹(ひょう)、強風が発生する可能性があり、局地的な大雨の影響で低地では洪水、山間部では鉄砲水や土砂崩れが発生する恐れがある。
なお、今回の台風につけられたアジア名「コイヌ」は、2022年11月の台風「ヤマネコ」以来の日本名となっている。