1900年に完成して今年で123歳を迎えたホーチミン市市民劇場(オペラハウス)は、老朽化が進んでいることから、同市人民評議会は3370億VND(約20億5000万円)を投じて改修することを承認した。
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今回の改修は、国の建築と芸術遺産を保護するとともに、引き続き海外団体の訪問先として、芸術祭など様々なイベントを開催していくためのもの。
同劇場の技術部門で33年働いているチャウ・フイ・トアン氏(男性・53歳)は、「勤続する中で劇場の改修を2度経験した」と話す。1998年には、サイゴン300周年を記念して、市がオリジナルの建築の復元に取り組んだ。
その後、2008年にも改修され、主に再塗装が行われたが、現在は技術インフラ、空調、排水、電気設備、防火システムが著しく老朽化しており、音響設備も時代遅れとなっている。