ハノイ市疾病管理センター(CDCハノイ)によると、同市ではデング熱患者が急増しており、1週間で2000人余りの新規感染者が確認されている。これは、8月最終週に確認された新規感染者の2倍の数字。また同市は15の区・郡の72か所で新たに感染者を確認した。
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同市では9月8日~15日の1週間で、2010人のデング熱感染者を確認。内訳は、◇フースエン(Phu Xuyen)郡:163人、◇ホアンマイ区:136人、◇カウザイ区:134人、◇ハドン区:132人、◇ドンダー区:125人、◇ダンフオン(Dan Phuong)郡:122人、◇タインオアイ(Thanh Oai)郡:119人、◇タインチ(Thanh Tri)郡:104人などとなっている。
ハノイ市では年初から現在までに確認されたデング熱感染者数が1万0372人となった。このうち、ハドン区在住の19歳の男性、ホアンキエム区在住の45歳の女性、クオックオアイ(Quoc Oai)郡在住の20歳の女性の計3人が死亡した。感染者数は前年同期比の4倍近くに急増、死者数は前年同期と変わらずとなっている。
年初から現在までに市全域の30区・郡・町で感染者が確認されており、特に感染者が多いのは、◇タックタット(Thach That)郡:833人、◇ホアンマイ区:827人、◇タインチ郡:727人、◇ハドン区:607人、◇フースエン郡:603人、◇ドンダー区:577人、◇カウザイ区:558人、◇ナムトゥーリエム区:523人など。
CDCハノイによると、デング熱の流行はピーク期に入っており、患者数は増え続けている。CDCハノイは、市内各レベルの保健当局に対し、デング熱ウイルスを媒介する蚊の発生を防ぐべく、各自治体と連携して環境衛生キャンペーンに努めるよう求めた。