先月24日、東南部地方ビンズオン省タンウエン市タンフオックカイン街区(phuong Tan Phuoc Khanh)にある空き地に放置されたスーツケースの中から、切断された人間の手足が見つかった事件で、被害者の身元特定が難航していることを受けた警察は3日、有力情報の提供者に1億VND(約59万5000円)の報奨金を贈ると発表した。
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遺体発見から既に10日余りが過ぎたが、警察は依然として被害者の身元が特定できずにいる。これまでの捜査により、遺体は成人男性のものと判明。身長は168cm~170cmで、発見時点で死後8日~14日が経過していた。当初の報道では、見つかった遺体の一部がつけ爪をしていたという特徴から遺体は女性のものと考えられていた。
遺体は切断されており、見つかっているのは四肢のみで、赤いスーツケースに入れて焼かれた状態で発見された。また、遺体発見現場の近くでは大きな黒いビニール袋も見つかっている。捜査関係者は、犯人が赤いスーツケースを隠すため、この黒いビニールで覆って現場まで運んだと見ている。
ビンズオン省警察は現在、監視カメラなどの映像から犯人の足取りを追おうとしており、国民やタクシー運転手らにドライブレコーダーの記録提供を求めている。具体的には、5月10日から現時点までの記録で、赤いスーツケースまたは大きな黒いビニール袋を運ぶ者が映っていた場合は、警察にすぐ届け出るよう要請している。
また警察は、上記期間中に雑貨店やかばん屋などで、赤いスーツケースを購入した怪しい客がいれば、同じく届け出るよう求めている。