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　東北部地方クアンビン省レトゥイ郡(huyen Le Thuy)にあるフォントゥイ(Phong Thuy)幼稚園で4月28日、園児に飲ませるためのペットボトル入り飲料水の中でヒルらしきものが泳いでいるのが見つかった騒動について、同省食品安全衛生支局は20日、品質検査を経てメーカーの生産再開の許可を検討すると発表した。

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　問題のボトルは、バンミネラルウォーター(Bang Mineral Water)社から調達した20L入りで、未開封だった。幼稚園は同社ブランドの飲料水の使用を停止し、同社に通知すると共にこれを書面で記録した。同社はその後、ヒルらしきものが混入していたボトルを含む9本のボトルを回収し、問題のボトルは処分した。

　騒動を受け、管轄当局は同社の立ち入り検査を実施し調査に乗り出したが、問題のボトルが既に処分されていたため、実物の検査は不可能だった。一方、同社で採取されたサンプル5点(回収されたボトル入り飲料水、ボトル詰め前の製造過程の水、井戸3か所の水)を検査したところ、井戸1か所から採取された1点を除く4点は品質基準を満たしていた。

　食品安全衛生支局は同社に対し、この井戸からの水の採取を一時停止するよう指示した。他の井戸については、飲料水生産再開の許可を検討する方針。

　同社は、食品安全問題の証拠を隠滅した行為などで行政処分として3800万VND(約22万円)の罰金を科された。

　なお、騒動が起きる前、フォントゥイ郡の教育施設の8割とクアンビン省の多くの教育施設が同社製のボトル入り飲料水を使用していた。この騒動について同社の責任者は、何者かが同社の信頼を損なわせるためにヒルを意図的に混入させた可能性が高いと主張している。