北中部地方トゥアティエン・フエ省軍事指揮部は12日、同省フォンディエン郡フォンスアン村の第3ラオチャン水力発電所の建設現場で発生した地滑り事故で、救助作業中に再度発生した地滑りに巻き込まれて死亡した第4軍区の幹部や兵士ら13人を記念する施設の起工式を開催した。
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地滑り事故は2020年10月12日未明に発生した。13人は、生き埋めになった建設作業員らを救出するため現場に入っていた。犠牲者の偉大な功績を記憶し、犠牲者遺族の願望に応えるため、同省共産党委員会、第4軍区司令部、同省人民委員会は記念施設を建設することで一致した。
記念施設には、記念碑、式典会場、道路、壁、花壇、緑地、地滑り防止施設、駐車場、太陽光発電を利用した照明システムなどが含まれる。ベトナム人民軍創設79周年記念日(2023年12月22日)までに完成する予定。建設費は65億VND(約3670万円)で、うち30億VND(約1690万円)は第4軍区の恩返し基金から、残りは同省の予算から拠出する。
同省人民委員会のグエン・タイン・ビン副主席は、「13人が任務遂行中に殉職したことは、被害者の救出を第一に考え、危険を恐れない彼らの勇気と決意を体現している」と称賛した。