公安省は出入国法(2020年7月1日施行)の改正を提案している。司法省が現在、提案を審査中だ。
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改正案は公安省が策定し、国会での審査を経て2023年10月に可決される見通し。実現すれば、一般旅券(パスポート)に「出生地」情報を正式に追加するための法的根拠となる。
これに先立ち、ベトナムでは2022年7月1日から新デザインのパスポートの発給が始まった。しかし、これに出生地情報が記載されていなかったことで、ドイツやチェコなど一部の国々がこのパスポートの使用を認めないという問題が発生していた。
ベトナム当局はパスポートの追記欄に出生地を印字する形で対応してきたが、抜本的な対策として、新デザインのパスポートに出生地の欄を追加されることになった。