タイ東北部に位置するウドーンターニー(ウドンタニ)県に世界初の「ベトナムタウン」が整備される。ベトナム系の人々が多く住む地域で、ベトナムの料理、商品、文化を街ぐるみで紹介する。
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ウドンタニ県には、70年あまり前から移り住んだベトナム系の人々がおよそ6万人生活しており、今もベトナムの伝統文化を維持しながら、助け合って暮らしている。ベトナム系の人々による地域経済・社会開発への貢献は大きく、高い社会的地位を得ている人も多い。
「ベトナムタウン」づくりは、当地自治体とベトナム系タイ人協会による協力事業で、ウドンタニ市Si Suk通り2番路地を「ベトナムタウン」化し、2023年いっぱい、地域住民と協力しながら街並み整備を進める。入り口2か所には歓迎ゲートなども設置する予定で、街並み整備にはベトナム国内からも多数の支援がなされている。
ハード面のインフラを整備した後、ベトナム料理の飲食店やベトナム製品の販売店、土産物店などを整え、タイ各地に住む越僑、ラオスに住む越僑、ベトナム人など、各地から観光客を誘致したい考え。