ハノイ市ロンビエン区のザーラム空港で12月8日から10日にかけて防衛・セキュリティ関連の国際展示会「ベトナムディフェンス2022(VietNam Defence 2022)」が開催された。9日の午後3時半ごろには入場規制をしなければならないほど大勢の人が詰めかけた。
(C) vnexpress |
展示会には世界30か国・地域の組織・企業170社余りが参加し、陸海空軍用の武器・装備の他、サイバー分野や物流関連のテクノロジーなどを紹介した。映像の中でしか見たことがない最新の武器や装備を実際に手に取ることができるため、特に男性の人気を集めた。工業大学の学生フオンさんは、ベトナム製のドローンを目の当たりにして感激した様子だった。
拳銃の試し撃ち(1人につき3発)のブースでは20分以上待つ行列ができた。戦闘機や戦艦の模型、ハイテク機器を展示するコーナーも、多くの来場者でにぎわった。イスラエルの軍用画像処理企業カメロテック(Camero-Tech)が開発した「Xaver-1000」は、壁の向こう側を透視できる設備で注目を集めていた。
屋外では、戦車や戦闘機などの前で写真撮影する人が多かった。初めて高射砲の操作を体験した人たちは、「素晴らしい武器で誇りに思う」と話した。同日夜には打ち上げ花火が行われた。