ハノイ市共産党委員会は、2050年までを視野に入れた2030年までのハノイ市都市計画マスタープランの調整内容を承認した。23日に開かれた同市共産党委員会会議の閉幕式でディン・ティエン・ズン書記が明らかにした。
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同市直轄の市として2つの市を設立する。新たに設立するのは、◇ホン川(紅河)北岸(ソックソン郡、メーリン郡、ドンアイン郡を含むエリア)、◇ハノイ市西部(ホアラック・スアンマイのエリア)。
2市の設立は、2050年までを視野に入れた2030年までのハノイ市都市計画の調整の一環として進められ、市の北部、東部、西部の社会経済開発の基礎となる。
市はまた、北部の農村部の伝統的な文化的価値を保存・活用しながら農村を開発するほか、行政区間の均一性・平等性を確保すべく、フースエン郡、ウンホア郡、ミードゥック郡、バービー郡など、他の省に隣接し、社会経済開発が遅れている郊外の行政区の開発に注力していく。
ハノイ市は現在、12の区(quan)、1つの町(thi xa)、17の郡(huyen)から成る。2030年までに7つの郡(◇ホアイドゥック郡、◇ザーラム郡、◇タインチー郡、◇ダンフオン郡、◇タインオアイ郡、◇トゥオンティン郡、◇メーリン郡、◇ドンアイン郡)を区に格上げする計画だ。
統計総局(GSO)によると、ハノイ市の面積は3360km2、人口は833万人となっている(2021年)。ただし、短期滞在者や、市内で働いていて居住はしていない労働者なども含めると、実際の人口は1000万人を超えている。