ハノイ市疾病管制センター(CDC)の最新報告によると、この3週間、ハノイ市の多くの地域で「ブレトー指数(幼虫指数、Breteau index=BI)」が許容値の2倍を超える状態になっている。
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BIは、調査対象の住宅100軒あたりのボウフラ・蚊が存在する水を貯めた容器の数を監視する指数で、20を超えるとデング熱が流行する危険がある。
11月4日から10日の週では、新規のデング熱患者が1300人超確認されており、前週比で+2.3%増となった。ハノイ市内では新たに83の流行地域が確認されており、新規流行地域が多いのは、◇ホアンマイ区、◇ドンダー区、◇ハドン区、◇タインオアイ郡、◇タインチー郡。
ハノイ市では、2022年累計で前年同期比3.8倍の1万2000人余りのデング熱患者が確認されており、死者は12人。デング熱患者の急増から多くの病院がパンク状態となっている。CDCは、新規患者が今後も増加すると予想している。